さらに気まぐれな日記

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愁湖 〜 Look down the sea 〜

いつしか視界が拓け
初めてその雄大な姿を目の当たりにした時
恵子は...もう元に戻ることはできなかった
このまま この広大な海原の果てに煌く
光の中へ歩いて行きたいと
わずか五分の逢瀬で
初めて恵子が先に席を立った
テーブルの上には 恵子が置いて行った
五百円玉がきらきら光っていた
それは
恵子の涙だったのかも知れない
初出:2000.1.16(抜粋)

まだ若かりし頃*1に綴ったものなどを、ちょっと復活させてみたり

*1:この1〜2年で10年分位歳取った気がします。。。気のせい?!